【片岡屏風店】世界と繋がる三代目

ごきげんいかがですか?

今回の和文化職人さんのご紹介は
東京都墨田区の片岡屏風店様です。

東京で唯一の屏風店

墨田区のスカイツリーのお膝元にある
株式会社片岡屏風店様にお伺いしてきました

こちらは東京で唯一の屏風店で、創業は1946年

お店の入口には墨田区「小さな博物館」と書かれてあり
屏風の構造や、使用される道具、歴史年表などが展示されていました

さらに、絵柄や大きさも様々な屏風が飾られてあり
華やかな雰囲気があり、楽しく拝見させていただきました

屏風の歴史

屏風は奈良時代から歴史があり、
風を防ぐ調度品という役割のほかに
・間仕切り
・絵を保存する
という機能もあります

屏風に描かれた昔の絵画がきれいに保存されているのは
屏風が折りたたまれ保存され、
風化や傷などを防ぐ効果によるものです

屏風というと、金屏風や節句のイメージがありますが
年々、少子化が進み、住宅事情の変化などもあり
お祝いの時に節句人形を飾らないご家庭が増えてきました

そのため最近は、アート的なイメージの作品も多く
イラストのみならず、着物や洋服の生地など
思い出の品を屏風という形にして
インテリアにする方も増えているそうです

また、金具を使わず、木、和紙で作られており
今でいうSDGs的な要素も持ち合わせています

新たな屏風のあり方を世界に広げる

そんな屏風をもっと身近なものになるよう、
現代の生活に合ったものづくりを…と
積極的に新しい活動や販路を広げていらっしゃいます

特に、三代目の片岡 孝斗さんは、
海外への留学経験もあり
外から見た日本を通して
改めて日本の良さ、日本文化への想いを抱き
広い視野で活動なさっています

そこには従来の方法や見せ方だけではなく
新たなニーズであったり、手法を加えながら、
例えば、形見のお着物を屏風にアレンジしたものや
洋服をデザイン的に合わせたメモリアル屏風など
屏風の新たな活用法なども提案されています

なにより、片岡 孝斗さんは
職人さんでありながら
起業家という感覚のある方で
お話の内容や考え方に引き込まれました

そのような柔軟な視点と意識を持った
これから世代の方々が
日本文化を継承し、世界に伝えていこうという姿勢に
とても共感し、その広がりが楽しみに感じました

YouTube : 片岡屏風店 -Kataoka Byoubu-
片岡屏風店HP : http://www.byoubu.co.jp
instagram : kataoka_byoubu

片岡屏風店様
ありがとうございました!

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