この紋所が目に入らぬか!?
ごきげんいかがですか?
2023.9.25(月)
先日の大田区伝統工芸発展の会で
「●●にお住まいですか!ご近所ですね!!」
と話が盛り上がった
紋章上絵師の櫻井 教司 さん
今回、ご自宅の工房にお伺いして来ました
櫻井さんは「紋章上絵師」として、
着物などに紋章を手描きしていらっしゃいますが、
その工程は紋を描くだけではなく、
「下絵」「型彫り」「抜染」「摺り込み」「蒸し」「線描き」など
すべての工程をお一人で行っています
紋の型彫りや線描きなど、
見ている私も息を飲むような
神経を集中させる細かい作業でした
私は文様にとても興味があるので
家紋帳を見せていただいて、
とてもテンション上がりました
その作業の中でも興味深かったのは
紋の図案を書く際の寸法割の決め方
.
.
「分廻し」と呼ばれる竹のコンパスのような道具を使って
円を何分割して、どの位置にどの部位がくるかなど
そのガイドを目安に、様々な文様が描かれるのに驚きました
.
.
今は、PCなどでデザインを作ったり、
コピーやシルクスクリーンで
図を再現する技術が発達していますが、
昔ながらの技法で
紋章上絵師の技術を継承する職人さんは
やはり少なくなっているそうです
家紋が誕生したのは、
一般的には平安時代(もっと昔)とも言われていますが
その種類は6000種類、
さらに細かい紋様の違いまで区別すると
2万種類もあるとも言われています
.
.
その技術や紋章、そして職人さんの想いを
継承していくことが出来るように・・・
.
.
そんな未来に対して、櫻井さんと私とで
これからの課題?ミッション?を作ったので
ちょっと色々考えなくちゃ!
.
.
.